1996年8月23日午前10時30分頃。
岩手県北上市の住宅にあるS邸で火災が起こりました。
2階の子供部屋から火が上がり、そのとき家にいた奥様は、3歳と6歳の子供たちを連れてすぐに避難したため、幸いにもご家族に怪我はありませんでした。
奥様の連絡を受け駆けつけたご主人は、消防車や人だかりの真中に家がそのままたっていることに、まずびっくりしたそうです。
「火事と聞くと、家がなくなるというか、残骸というイメージでしたからね。」
住宅の2階部分を半焼したところで、消防車が付く前に火は消えていたのです。
「確かに、2階の部屋の中は真っ黒に焦げていました。でも、部屋は残っているし、何より周りのお宅に延焼しなかったことにほっとしました。」
現在、S邸はすっかり元どおりの姿になり、家の周りでは子供たちが元気に遊んでいます。
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