健康的で、快適な家は、適正な温度・湿度を保ち、最小限エネルギーによる冷暖房と、安定した必要換気量の供給によって、維持されます。
断熱・気密って、夫婦みたいな関係で、どちらが欠けても成り立ちません。いくら断熱材を厚くしても、機密性が低いと、隙間から外気が入ったり、屋内に空気が逃げてしまい、外の寒さや暑さが同居して不快。健康にもよくありません。だから、高断熱・高気密がセットになったり家造りが必要になってくるのです。
こもります。一酸化炭素や二酸化炭素、ダニやカビ、空気中に浮遊するチリなど、空気汚染もいろいろ問題になっています。だからこそ、計画換気が必要なのです。
窓を開けて行う自然換気では、空気の入れ替えはできますが、家全体での正しい換気量は確保されません。また急激に部屋の温度が変わってしまいます。計画換気は、強制的に部屋の汚れた空気を外に出し、そして、出した分だけのきれいな空気を部屋に入れる。これを計画的に行うシステムです。
この計画換気を効果的にするために、実は機密性の高さが重要なんです。気密性がないと、あちこちから空気が入ったり逃げたりして、排気量と給気量のバランスを保つことが出来なくて、計画換気が果たせません。快適な生活環境を保つために、計画換気と気密性は密接な関係にあるんです。だからこそ、FPの家です。高い気密性を誇るFPの家なら、計画換気がよりよく機能するので、空気もクリーン。健康で快適な生活をおくれると思います。

 実際にFPの家に住んでいる人の話を聞いてみると、次のような喜びの声を多く耳にします。それは、子供のアトピーが治った。喘息の発作が出なくなった。リュウマチが痛まなくなった。病院通いが、欠かせなかったお年寄りがすっかり元気になった。家にホコリがたまらない。音が静かでよく休める。といったもので、FPの家の湿度が低いことや、温度が一定していること。また換気システムが正しく機能していることが幸いしているのだと思います。
 それでこんなところからも以外に多くの病気が家が原因で起こっていて、シックハウスという言葉を広く解釈すると、室内の空気汚染以外にも多くの問題があることに気付きます。またFPの家が派手な宣伝に頼らず、もっぱら口コミで全国に広がっていったのも、なるほどとうなずけます。

『よい住宅。駄目な住宅。無駄な住宅。』 足立 博 著より